トーマス・エンコ
SEP 2025 | ||||||
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トマ・エンコ(ピアノ)
トマ・エンコのジャズピアノがモーツァルトの世界に踏み込むとき。
モーツァルトは子どもの頃からずっと私と共にありました。母が彼のオペラのアリアを歌い、祖父が交響曲やレクイエムを指揮するのを聴いて育ちました。ヴァイオリン(私の最初の楽器)ではソナタや協奏曲、デュオを学び、ピアノでは幻想曲や室内楽、そして協奏曲を、ここ数年いくつか演奏する機会がありました。しかし、ジャズミュージシャンとして、私はこれまでモーツァルトの作品を即興の素材として使ったことはありませんでした。バッハやブラームス、シューマンではそうしてきたにもかかわらずです。その機会が訪れたのは2022年、私が舞台 Mozart, une journée particulière でモーツァルト役を演じたときでした。この作品はダヴィッド・レスコが演出し、ロランス・エキルベが指揮を担当しました。モーツァルトの世界に没入し、彼の姿になりきって過ごしたあと、私は完全に即興で、真にジャズとして、偉大なるヴォルフガングのテーマを自由に旅するアルバムを録音したいという想いに駆られました。彼の広大で不朽の作品群(オペラ、ソナタ、交響曲、ミサ、協奏曲、四重奏など)から自由に選び取りながら。ピアノソロで即興演奏をする時、すべてのコンサートは一度限りで儚く、Mozart Paradox をシャンゼリゼ劇場で演奏できるという展望に、私は喜びと感動で胸がいっぱいです。
トマ・エンコ
プログラムとキャスト
Mozart Paradox – モーツァルトに基づくジャズ・インプロヴィゼーション
ハ長調ミサ、ドン・ジョヴァンニ、アヴェ・ヴェルム・コルプス、アイネ・クライネ・ナハトムジーク、魔笛、ピアノ・ソナタ第8番と第11番、弦楽四重奏曲第19番《不協和音》、交響曲第40番、ヴァイオリン・ソナタ第21番、レクイエム、クラリネット協奏曲
プロダクション:シャンゼリゼ劇場
シャンゼリゼ劇場
シャンゼリゼ劇場
シャンゼリゼ劇場は、フランスのパリ8区にある劇場で、アールヌーボー建築の代表作といわれています。名前はシャンゼリゼですが、シャンゼリゼ通りではなく、モンテニュ通りにあります。
オーギュスト・ペレが設計し、アントワーヌ・ブール出る、モーリス・ドニ、エドゥワール・ヴゥイヤール、グザヴィェ・ルセルが美術担当し、1913年に完成します。
ジャーナリストで興行主であったガブリエル・アストゥリュクにより、オペラ座のような伝統的な劇場に対抗して、新時代の劇場にふさわしい現代的な作品を上演する事が提案されました。それに従い、バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)を迎えて最初のシー人に備える事となりました。そのシーズンにクロード・ドビュッシーの「遊戯」(5月15日)、ストラビンスキーの「春の祭典」(5月29日)の初演が行われました。
当初私的な劇場として発足しましたが、劇場主のアストリュクは破産、1970年からケス・デ・デポがスポンサーとなりました。
シャンゼリゼ劇場は現在、オペラが年に3回公演されます。オーケストラピットの大きさの都合でバロック時代の作品や小管弦楽団のための作品が上演される事が多い。
フランス国立管弦楽団とラムルー管弦楽団の2つの管弦楽団がシャンゼリゼ劇場を本拠地としているほか、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団もフランスでの活動拠点としています。
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、パリ室内管弦楽団なども、シャンゼリゼ劇場でコンサートを行う事が多い。
そのほか、舞踏、室内楽、リサイタル、ポピュラー音楽などのイベントでも使用されています。
シャンゼリゼ劇場へのアクセス:
地下鉄:アルマ·マルソー(9行目)、フランクリンD.Roosevelt(1行目)、ポン·ドゥアルマ(RERのC線)
バス:N°42、63、72、80、92
タクシー乗り場:場所アルマ、大通りジョージVのコーナー