マノン パリオペラ・バスティーユ

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MAR 2020 Next

マノン

 

作曲:ジュール・マスネ

台本:アンリ・メイヤック&フィリップ・ジル

初演:1884年1月19日、パリ、オペラ=コミック座

 

あらすじ

 

時と場所:1771年のフランス

 

第1幕

フランス、アミアンの宿屋。この宿屋に放蕩貴族のギヨーは友人のブレティニや情婦と食事をしに立ち寄る。しかし、宿屋の主人がなかなか食事を運んでこないので腹を立てている。漸く食事がテーブルに乗ったところに、一台の馬車が到着する。レスコーが友人と従妹マノンを連れて登場。マノンはその享楽的性格から修道院に入れられることになっていた。マノンはここでアリア「まだ、頭がボーっとして」を歌う。マノンの美しさに目を奪われたギヨーは金にものを言わせてマノンを連れて帰ろうとするが、レスコーに阻まれる。そこに哲学を勉強していた騎士デ・グリューが登場。彼もマノンの美しさに目を奪われる。彼はマノンの修道院入りの話を聞くと、それを思いとどまらせて、二人でパリに行くことを提案し、マノンも同意。二人はパリに逃れる。

 

第2幕

パリ、ヴィヴィアンヌ通りのデ・グリューとマノンの家。貧しくとも愛情に満ちた生活を送る、デ・グリューとマノン。しかし、二人の下に、マノンを我が物にしようとする、ブレティニと彼に買収されたマノンの兄、レスコーが現れる。デ・グリューはマノンとの結婚は自分の父親も認めてると証拠の手紙を示そうとするが、その間にマノンはブレティニーから「貧しい生活とおさらばして、贅沢な暮らしをしよう」と誘惑される。マノンは誘惑に屈し、デ・グリューとの別れを決意。彼が手紙を探して不在の間のことである。彼女はアリア「さよなら、この小さなテーブルよ」を歌う。デ・グリューが帰宅すると、マノンが泣いている。彼は、自分たちの結婚を父親が反対していると思ったから彼女が泣いていると思い、アリア「夢の歌」を歌い、彼女を慰める。そこへ父親の配下が現れ、デ・グリューを馬車で連れ去ってしまう。

 

第3幕

第1場:レーヌ通り

祭りで賑わうレーヌ通り。ギヨーの目を盗んで、レスコーと3人の情婦たちが遊びに繰り出している。ギヨーがそこへ登場し、ブレティニの「自分からマノンを奪わないでほしい」との懇願を退け、金に物を言わせて、マノンを誘惑する。マノンはここで群集をまえにアリア「町を歩けば」、「甘い愛に誘う声に従いましょう」を歌うが、デ・グリューの父親とブレティニの会話からデ・グリューがサン・シュルピスの神学校にいることを知ってしまう。マノンはギヨーからのオペラ座の誘いも断り、デ・グリューの元へと行こうとするのであった。

第2場:サン・シュルピスの神学校

デ・グリューはマノンとの思いを断ち切るために信仰に身を捧げることにした。だが、マノンへの思いは断ち切りがたくアリア「消え去れ、優しい幻影よ」を歌う。そこへマノンが登場。それに驚くデ・グリュー。彼はマノンのかつてのよりを戻す願いに耳を貸そうとしない。しかし、マノンが「あなたの手を握ったことを思い出してください」という「誘惑のアリア」を歌うと、心が溶かされてしまう。

 

第4幕

ホテル・トランスシルバニアにて。共同生活を再開したマノンとデ・グリューであったが、マノンの相変わらずの享楽的な生活は変わらない。そのためデ・グリューは亡き母の遺産をとうとう使い果たしてしまう。マノンはデ・グリューに賭博で金を稼ぐことを提案し、ためらう彼をホテル・トランシルバニアの賭博場に連れ出す。そこにはギヨーがいて両者は賭博で対決。幸運にもデ・グリューは賭博でもギヨーに勝利するが、それに腹を立てたギヨーはデ・グリューがいかさまをしたとでっち上げる。二人は哀れ、警察に逮捕される。

 

第5幕:ル・アーブルの港にて

捉われの身となったマノンとデ・グリューであったが、デ・グリューは父親の力添えで自由のみとなる。しかし、マノンは売春婦としてアメリカに売り飛ばされることになった。マノンの奪還を試みるデ・グリューであったが、レスコーから「兵が集まらなかった」と聞かされ愕然とする。マノンの奪還が絶望的となり落胆するデ・グリュー。それに同情したレスコーは流刑船の関係者を買収し、両者の逢瀬の場を用意する。果たして。マノンとデ・グリューの逢瀬は実現したが、マノンは衰弱して明日とも知れぬ命であった。二人は熱い抱擁を交わし、変わらぬ愛を確かめ合うが、マノンは将に息絶えようとしていた。デ・グリューは「この手を握ったわが手を思いだせ」と叫びマノンを励ますが、マノンは空しく息絶えるのであった。幕。

プログラムとキャスト

マノン

 

作曲:ジュール・マスネ

台本:アンリ・メイヤック&フィリップ・ジル

 

<スタッフ・キャスト>

指揮:Dan Ettinger

演出:Vincent Huguet

舞台装置:Aurélie Maestre

衣装:Clémence Pernoud

照明:Bertrand Couderc

振付:Jean-François Kessler

脚色:Louis Geisler

合唱指揮:José Luis Basso

 

マノン:Manon : Pretty Yende(2月29日、3月4日、10日、17日、25日、31日、4月3日、7日、10日)

   :Sofia Fomina(3月7日、13日、22日、28日)

騎士デ・グリュー:Benjamin Bernheim(2月29日、3月4日、10日、17日、25日、31日、4月3日、7日、10日)

        :Stephen Costello(3月7日、13日、22日、28日)

レスコー:Ludovic Tézier

デ・グリュー伯爵: Roberto Tagliavini

ギョー:Rodolphe Briand

ド・ブレティニ:Pierre Doyen

プゼット:Cassandre Liegeplatz

ジャボット:Alix Le Saux

ロゼット:Jeanne Irland

宿屋の主人:Philippe Rouillon

近衛士官:Julien Joguet

パリオペラ・バスティーユ

オペラバスティーユ

超近代的劇場
オペラ·バスティーユは、47ヶ国1700人の建築家からの応募があり、国際的なコンペティションの後1983年11月に選ばれたウルグアイ系カナダ人の建築家カルロス·オットの設計を採用し同年より着工した。劇場は7月13日1989年に発足し、1990年3月17日、ベルリオーズのオペラ「トロイアの人々」によりこけら落としが行われた。

ガラス張りの外観、近代的な建築で内装は地上7階地下6階建て。座席数は2703。舞台装置もコンピューター制御となっており、外観、設備共に現代建築の粋を集めたものとなっている。


舞台施設

オーケストラピット:移動、取り外し、調整、カバー可

中央舞台:最大130人収容可能。高さ45m、幅30m、深さ25m。世界最大の9面舞台、遮音壁で区切ることにより、上演中でも他の演目のリハーサルができる。

 

建物

床面積:22,000㎡

占有面積:160,000㎡

高さ:80m(地下30メートル含む)

 

ホール

大ホール

床面積:1,200㎡

寸法:高さ 20m, 深さ 32m・幅 40m

座席数:2703

材質:青花崗岩(ブルターニュ)、梨木(中国)、ガラス屋根

 

Amphi劇場

面積:700㎡

深さ:21,4m

座席数:450

材質:白角樂岩(ヴェローナ)、スタッフセイィングにの屋根

 

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